TeX で論文を書こう

TeX(LaTeX)は,数式やプログラムのソースの美しい記述や 相互参照などの強力な文書作成機能をサポートした文書作成システムです。 作成した文書を PDF に変換すれば,ネットワークにも載せられます。 TeX はD. Knuth が開発して世界中の言語で使えるように拡張されてきた フリーソフトであり,日本語 TeX もネット上で公開されています。

Windows 版日本語 TeX のインストール

次のようにタイプしてください。

platex 
下のようなプロンプトが出てきたら,インストールはできています。
This is pTeX, Version 3.141592-p3.1.9 (sjis) (Web2C 7.5.4)
**
x [Enter] でいったん終了してください。

簡単な LaTeX のソースをコンパイルしてプレビューしてみる。

  1. Bash シェルを開いて,適当なディレクトリに移動してください。
  2. サンプルのソースファイル sample.tex をカレントディレクトリにダウンロードします。
  3. PostScpript のサンプルファイル tiger.ps もカレントディレクトリにダウンロードします。
  4. コマンドラインから次のように入力して,ソースファイルをコンパイルします。 2度繰り返すことに注意してください。 これは相互参照の情報がいったん sample.aux という名前の外部ファイルに書き出されて,次にそれが 読み込まれて処理が行われるからです。
    platex sample
    platex sample
    この作業で sample.dvi というファイルが生成するはずです。
  5. コンパイルが無事に終了したら,次のように入力してください。
    dviout sample.dvi &
    これで数式や図の入った文書がうまく表示されたら成功です。
  6. 次のように入力すると sample.dvi から PDF ファイル sample.pdf を生成することができます。
    dvipdfmx sample.dvi
    生成した PDF のサンプルはこれです。 もしここで Command not found というエラーメッセージが出たら, レスキューに戻って下さい。 DVI ファイルとほとんど違いのないものであることを確認して下さい。 つまり,TeX があればネットワークで利用できる 高品質のファイルを生成できるわけです(しかも全部フリーソフト なんですよねえ,これが)

ゼミ用レジュメのテンプレート

ゼミで使うレジュメのテンプレートを用意しました. この書庫ファイルをダウンロードして解凍してください.


YaTeX のインストール

YaTeX(「やちょう」と読むのだそうです) は Meadow などのGNU Emacs系エディタで TeX/LaTeX のファイルを編集したり, コンパイルする作業を補助するためのライブラリで, TeX のファイルをばりばり書きまくるためには非常に便利なものです。

インストールの手順

  1. 適当な作業用のディレクトリに移る。
  2. そのディレクトリに
  3. 野鳥のサイト から最新版のディストリビューション(yatex1.73.tar.gz が 2009年9月段階の最新版)をダウンロードする。
  4. シェルから次のコマンドを実行。
       tar xfvz yatex1.73.tar.gz
    
    これによって, yatex1.73 というディレクトリが作られて,ファイル群が置かれる。
  5. 次のようにして,Meadow(Emacs)のファイルのためのディレクトリを作成する。
      mkdir /usr/local/Meadow/site-lisp/yatex
    
  6. tar コマンドを使ってディレクトリごとファイルをコピーする。
      tar cf - -C yatex1.72 . | tar xfpv - -C /usr/local/Meadow/site-lisp/yatex
    
  7. ~/.emacs を開いて,次の項目を追加する。 ただし,これはすでになされているかも知れないので,その場合には何もしなくてよい。
    ;;; YaTeX 
    (setq auto-mode-alist
         (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
    (autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
    
インストールの手引きはこちら

必須というものではないので,インストールはある程度 TeX に慣れてからの方が, ありがたみが 分かっていいかもしれません。