«前の日記(2012年12月31日) 最新 次の日記(2013年01月16日)» 編集

【小波の京女日記】


2013年01月12日 桑田真澄氏の考えは教育の正道 [長年日記]

_ 体罰についての桑田真澄氏の良識ある意見

桑田真澄氏が体罰について語っている.(2013年1月11日20時51分)

私は、体罰は必要ないと考えています。「絶対に仕返しをされない」という上下関係の構図で起きるのが体罰です。監督が采配ミスをして選手に殴られますか? スポーツで最も恥ずべきひきょうな行為です。殴られるのが嫌で、あるいは指導者や先輩が嫌いになり、野球を辞めた仲間を何人も見ました。スポーツ界にとって大きな損失です。

暴力で脅して子どもを思い通りに動かそうとするのは、最も安易な方法。昔はそれが正しいと思われていました。でも、例えば、野球で三振した子を殴って叱ると、次の打席はどうすると思いますか? 何とかしてバットにボールを当てようと、スイングが縮こまります。それでは、正しい打撃を覚えられません。「タイミングが合ってないよ。どうすればいいか、次の打席まで他の選手のプレーを見て勉強してごらん」。そんなきっかけを与えてやるのが、本当の指導です。

もうこれは決定的で納得できる言葉だ.彼はスパルタ式の指導を受けてプロ野球の選手になった人で,その後早稲田の大学院でプロ野球選手と大学野球部の選手数百人のアンケート調査で体罰容認が8割を超えたことも踏まえて,それでも体罰は有害と主張している.

桑田真澄氏の人柄についてはこれまでまったく知らなかったけれど,この言葉だけで彼の知性と良識がわかる.

http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY201301110314.html

_ 著書を注文した

桑田氏の著書に「野球を学問する」というのがあるらしい.さっそく注文した.読んだらまた加筆することにしよう.

_ NHK,毎日でも

NHKでの紹介.なるほど,こういうことをやってきた人なのか.名選手としての経歴だけではない何かがあると思っていたが,教育者としてこれは立派な人だ.

桑田さんは、高校野球で2度の全国優勝を果たし、プロ野球の巨人などで活躍したあと、大学院でスポーツの精神主義の問題点などについて学びました。現在は、かつて自分も体罰を受けた経験を踏まえて、体罰による指導への反対を訴えながら全国で講演活動や子どもたちの指導に当たっています。